トヨタの高級モデルのクラウンワゴン

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トヨタの高級モデルのステーションワゴン、クラウンワゴンが、2007年をもって、製造中止となりました。
意外と市販されていた期間は短いもので、ミレニアム(2000年)直前の1999年に発表、11代目クラウンのモデルチェンジと同時でした。したがって、およそ8年間の販売期間。自動車のブランドとしては、とても短い命と言えるでしょう。
これには、こんな理由があるのではないでしょうか。すなわち、トヨタのクラウンワゴンの使い道が、意外と少なかったのです。一番多かった需要が、スバリ「霊柩車」だったらしいのです。また、それ以外での需要として考えられたのは、ワゴンタイプのタクシーや、個人営業の業者の社用車、さらには小規模の工場やメーカーなどの社長さんの車・・・などなど、とにもかくにも、一般的にメジャーだったとは言い難かった車種であったことは事実のようです。
発売当初のモデルでは、後部の荷室に、後ろを向いているサードシートが設けられていました。これをつけることによって、7〜8人乗りの車として使用できるようになっていたんですね。しかし、なんと言っても乗り心地に問題があったのでしょうか、この装備はその後のモデルチェンジで採用されなくなったようです。結局、5人乗りのみとなりました。
そして、発売当初は、ロイヤルサルーンやアスリートのシリーズもありました。ところが、年式を追うごとにラインナップは少なくなっていきました。結局のところ、アスリートのAT2.5L、AT25Lの4WD、AT3.0Lのみのラインナップで落ち着いたようですね。
クラウンというブランドモデルそのものに、ステーションワゴンの機能とはなかなか馴染みにくい特色があったのかもしれません。もともとクラウンは、サスペンションがダブルウィッシュボーンで4輪ディスクブレーキが装備されているモデルで、高級車とは言え飛ばそうと思えば結構飛ばせる性能を持った車です。イメージは「旦那車然」としていますが意外にしっかりした足回りを持っており、トルク重視の直噴エンジンも馬力充分。飛ばし屋気分で走りたい時にもそれなりに応じてくれる車種でがあります。しかし、何と行っても重いのがネックです。メーカー公示の燃費はあくまでも参考程度です。人と物を乗せて実際に走行してみれば状況は全く違い、渋滞にはまってしまったりしたら、リッター5キロも走らないという、燃費の悪さが泣き所です。
その上、使う燃料は無鉛プレミアムガソリン限定というのですから、ただでさえガソリン高騰に財布が悲鳴をあげているのに、「泣きっ面に蜂」状態になってしまいます。
室内定員が5名で、荷室が広いとはいえ、何となく中途半端。近年の使い勝手の良いミニバンと比較すると「帯に短し、たすきに長し」といった印象になってしまう事は否めません。また、エンジン設定も3.0Lどまりなのも、セダンなどと比較すると見劣りしてしまう点もあるようです。

クラウンワゴン 中古車

そんなクラウンワゴンですが、中古車市場でも、結構見かけられます。
製造中止になって、逆にプレミア度が高まっている気もしますので、色々な事を考慮しても、あえて中古車で購入してみるのも面白い車種になってくるかもしれません。
クラウンワゴンのファーストドライバーは比較的壮年層で、運転マナーとしては大人しく大切に走る人が多かったようです。従って、走行距離に比べて車自体の痛みや摩耗も軽度で、点検整備も行き届いている車が多くみられるようです。さらに、さまざまなカスタムが施され、パーツも凝っているタイプも中古車市場に出回っています。
それにしても、さすがはクラウン、中古車であっても200万円を下回るモデルは少ないようですね。ワゴンとは言え、クラウンシリーズはトヨタの代表レーベルであるだけのことはあります。
トヨタも、このクラウンワゴンに限らず、カルディナマークIIブリットも生産中止を決定しました。従って、この先、大型ワゴンが発売される可能性はかなり低いのではないかと言えるでしょう。
その辺りを、プレミア(希少価値)として前向きにとらえられるようであれば、クラウンワゴン購入の選択肢も、カーライフの楽しみの一つとしてあるのかなぁ、という感じもします。

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